Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

木坂さんの西洋思想史セミナーその1。「水掛け論」の解剖学。

1年間、西洋思想史を学び、
現実に活かしていくこの講座。

詳しくは講座開催前の
木坂さんへのインタビューをどうぞ。

6月にエピソード0があり、
7月からいよいよスタート。

一回目となる
「水掛け論」の解剖学
を受講してきたので、
復習も兼ねてブログに。

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1.「国民主権、基本的人権、平和主義、、、
 この3つをなくさなければ自主憲法ではない」

2.「国民の生活が大事ではない政治は間違っていると思います」

これらの発言に関して賛成か反対か?
またそれはなぜか?
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という問いかけからスタートした
この講座。

あなたはどう思う?


もちろん正解なんてないのだけど、
どういう理由でどういう意見をもつか、
そしてどう伝えるかというのは
大切なことだね。

普段の人間関係でも、
ビジネスでも仕事でも、
人とディスカッションすることは
日常茶飯事。

ディスカッションほど
大げさに言わなくても
誰かと意見交換することは
よくあることだからね。

タイトルにあるように、
なぜ水掛け論がおこるのか、
そして、どう水掛け論を回避して
議論をすすめていけばいいのか、
そういったことが学べる講座だった。

まずは、エピソード0でもでてきた
3つのこと。

善悪、認識、存在のこの3つの
どこに光をあてるのか
という導入からスタート。

そこから古代ギリシアの自然権、
ホッブズ、ロック、ルソー、
アーレント、ヘーゲルを引き合いに
人権についての思想を深める。

どの思想家の考えがいいのか
っていうのではなくて、注目すべきは、
彼らがどこに光をあてて
議論しているのかってこと。

たとえば、、、

「人権なんて単なる物語でしょ」

という人は、
認識から語っていて、、

「人権は人間として最も根本的な権利である」

という人は、善悪の側面から語っている、と。

これは視点が違うのだから
平行線以外になれない。

一方、先ほどの思想家たちは

「人間とはこういう存在である」

という存在論的な側面からスタートし、
善悪の問題に落ち着けている、
ということ。

これが現実的かつ規範的な
論の進め方で、インプットクラスを受講している僕たちの
参考にもなったと思う。

自分の好き嫌い、良し悪しといったものでもなく、
自分はどう思っているかというのでもなく、
どういう存在なのかというところから
論は進める必要がある。

最後のまとめのスライドにもあったけど、
水掛け論を防ぐために、存在を基礎に置くとよい、と。

これはどんなテーマでもそうであるというのではなくて、
現実生活に関わる問題の場合は、
存在を無視して善悪の議論や認識の議題に立ち入ると
大体の場合、水掛け論になってしまう。

なので、今回の講座のまとめは2つだった。

1.どんな主義・主張を持っている人でも乗らざるを得ない土台は何か
2.議論を成立させるための(隠された)条件は何か


これをまずは考え、共有することに
時間をかけるということ。

これって、別に特別なことでも新しいことでもなく、
馴染みのあるひとにとっては普通だと思う。

この土台の上でこの条件で議論しましょう。

っていうルールメイキングをすることだからね。

城ドラでもポケモンGOでも野球でもサッカーでも
まずはルールを把握すること。

どういった事実や条件があるのかに目を向けて、
物語に気を取られないことだね。

ジョンロックでもトルストイでも
彼らがどう言っているのか、
という「事実」のピックアップから
スタートするからね。

自分はこう思う、こう読める、こう感じるっていう
ところで議論しているから、
●●派みたいなのが無駄に増えて、
水掛け論に陥ってしまう。

この講座でもでてきたけど、
視点が違うのだから、
平行線のまま議論は進まないよね。

どう解釈するのかっていうのは
個人でやればいいのであって、
誰かと意見交換したり、
クラスで読み進めていくのであれば、

共通の土台を築くこと

ここが重要かなってよく思う。

この人は対話できるひとだな
って感じさせてくれるひとは、
自分がどう思うか、
好きか嫌いか、良し悪しか、
そういった押し付けがましいものではなく、
二人(もしくはそれ以上)で話を進めていく
土台を探ろうとする態度を持ってるひと。

繰り返しになるけど、
ベースに置くのは存在。

事実をもとに土台や条件を共有して
探っていくことで、建設的なコミュニケーションが
できると思う。

では、西洋思想史講座その1は
こんなところで。

また!


島田晋輔

PS)

各思想家の考えはどれも興味深いので、
ぜひチェックを。

個人的には、やっぱりアーレントの思想には
グッとくることが多いなあ。

PPS)

そうそう、全人類に普遍的な人権というのは、
そもそも存在していないっていうね。

しいていえばルソーらしいけど、
彼の主眼はジュネーブ。

全人類に〜みたいなのは、
日本特有の物語って知っておくと
いろんなものの見方がまた変わってくるね。

PPPS)

今日の一曲はこちら、、、


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