Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

智頭町おせっかい宣言

IMG_3966今日は14時からオノさん、
slowman会長と粕谷さんプロジェクトの打ち合わせ。

1時間ほど打ち合わせをして、
すぐに役場へ向かった。

そう、今日は百人委員会の公開企画提案会があったのだ。

百人委員会については、
このブログでも何度か取り上げてきたし、
僕自身が商工・観光部会、教育・文化部会に
所属しているというのもあって、
ずっとブログを読んでくれている人ならば
ああ、あの話かってわかると思う。

簡単にいうと、町民が知恵を出し合って、
企画し、行政と一体となって
街づくりをしていくもの。

智頭町のリーダーである
寺谷町長はかなりユニークなひとで、
ワイルドサイドを何十年も
駆け抜けている人だ。

8年前にこの百人委員会を立ち上げたときも、
議会からの抵抗がかなりあったらしい。

町長が自分勝手に思いのままに
街づくりをしてしまうのではないか
という懸念もあって。

でも、寺谷町長は、、、

「街は町民のもの。
 私には知恵がない。
 だから、みなさんに知恵を借りたい。」

とメッセージを投げ、
8年前に百人委員会を立ち上げたそうだ。

百人委員会から、森の幼稚園やハイカラ市などが
生まれ、町長の構想通り、町民と行政がいったいとなって、
智頭町が形作られている。

このような風土にあるので、
麻の上野さんやタルマーリーの渡辺さん夫妻など
チカラのある人たちが全国から次々と
智頭に集まるようになり、
強力な磁場を持つようになった。

僕らみたいなワイルドサイドを歩く人間に
とっては、活動しやすい基盤が整っているし、
教育、食といったフィルターでみても
良い意味で特殊なエリアとなっていることは
間違い無いだろう。

その環境作りの担い手のひとつが
百人委員会だ。


で、いよいよ今日は企画提案会。

4月から今日まで各部会で練ってきた
企画を、町長始め執行部に
5分という短い時間でプレゼンし、
質疑応答をする。

提案した事業に行政がバックアップしてくれる
チャンスなのだ。

僕自身も交通インフラの企画を立てたのだが、
時期尚早だと判断し、今回は見送り。

提案しなかった。

それでも、全部で13の提案があり、
ついさっきまで提案会は行われていた。

もちろん夕方から
すべてのプレゼンを聴講してきたけど、
実りある時間だった。

驚いたのは、(確か)去年から発足した
中高生の百人委員会。

中学生は中学生のチームが、
高校生は高校生のチームが、
それぞれ企画をたて、プレゼンを行った。

一番興味深かったのは、
百人委員会のプロジェクトに
携わった去年の生徒のうち2人が、
このプロジェクトに似た
進路を選択したということだ。

もし、この百人委員会がなかったら、
その子たちは普通に他の子達と同様に
高校卒業後は、大学進学をしていたかもしれない。

自分の興味を追求し、専門的な分野に進むか、
大学に進学するか、どちらかがいいという話ではなく、

自主的に自分の人生を選択した

というところに未来の輝きが見えた気がした。

細かな背景はわからないが、
この取り組みがきっかけとなり、
18歳の彼らに何かしらの影響を与えたのは
間違いないだろう。


そうそう、寺谷町長が中・高生の提案会に
地域協力隊で来ている人たちが
参加してないことを強く指摘していた。

中・高生が真剣勝負をしているんだから、
役場から言われたから出るのではなく、
自主的に参加すべき、と強く言っていた。

一方で、町長が褒めていたこともある。

これには、僕も驚いたのだが、
役場の新人職員による提案だ。

町民が企画し、街づくりのお手伝いを
公務という立場で行うのが
役場職員だが、自分たちならではの
企画を立てれないかということで、
有志を募って結成したらしい。

企画の提案の中身そのものより、
まずは、自ら提案するという精神が素晴らしい
と町長が賞賛していたし、僕も本当にそう思う。

言われたからやるという
いわゆる指示待ち人間というのは、
要するに優秀なロボットなわけで、
代替可能な存在だ。

僕ら人間は人間らしくもっと誇り高い精神を
もっているのだと思う。

これは昨日のブログで取り上げた
「謙虚さ」にも通ずる話だけど、
言われないとやらない、
できないというのは、
「一発逆転」を狙っているということ。

どこかに「答え」があって、
誰かが教えてくれる。

そういった態度のあらわれだろう。

町長が言っていたように、
大切なのは企画の中身よりも、
態度、メンタリティ。

良い精神があれば、美しい企画も生まれる。

実際に、今日聞かせてもらった企画は
荒削りとはいえ、どれもおもしろいものだった。

逆にプロとしてやっている僕らの方が、
どこかであぐらをかいてラクをしようとしていて、
頭で綺麗にまとめた
よくある内容になりがちなような気がする。


寺谷町長は、智頭町おせっかい宣言をしている。

今、おせっかいをする人がいなくなった。

まあ、他人のことだから、
隣のことだから、、
で集落は幸せになるのだろうか、と。

僕の周りには、コミュニティ作りをし、
コミュニティの維持、発展を試みている
リーダーも多い。

一度、目の前の作業を中断してみて、
隣の誰かに「おせっかい」をしてみては
どうだろうか。

いま、やらなきゃと思っていることは、
実は思い込みで、もっと違うところに
キーが眠っているかもしれないから。


島田晋輔

PS)

今日の一曲は、奥さんが最近お気に入りという
ミュージシャンの一曲で、、、

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  • ギアッチョ龍太

    町長が言っていたように、
    大切なのは企画の中身よりも、
    態度、メンタリティ。

    良い精神があれば、美しい企画も生まれる。

    今、おせっかいをする人がいなくなった。

    まあ、他人のことだから、
    隣のことだから、、
    で集落は幸せになるのだろうか、と。
    ーーーーー

    うーん・・・

    「良い精神」と「お節介」というのは、組み合わさると非常に大きな力を発揮しそうですね。

    「お節介者」という他者からのネガティブな視線に怖じ気づくのではなく、まさに「黄金の精神」を持った「お節介」をしますよ、僕も。

    いつか町長さんにもお逢いしてみたいものです。

    • まさに、黄金の精神ですね!

      気をぬくと、現代人は相対主義者に陥りがちになってしまいますから。

      他人は他人、自分は自分、、、みたいな。

      町長は、そのあたりを危惧してますねー。

      ぜひぜひ智頭町に遊びにきてください!

  • Slow Man

    お節介がお節介でなかった時代。
    平気で近所のオジちゃん、オバチャンが
    悪戯をする子どもたちを叱れた時代。

    今から比べたらずっと不便だった時代だが
    人と人が気持ちでつながることが普通だった時代。

    智頭町に何があるか?と問われたら
    「ここ数十年に失われた古き良き日本」と
    私は答えるかもしれませんね・・・

    問題点は、
    その大切さを知る田舎と
    事なかれ主義で調和が保たれた田舎を
    同一視することだと思いますが。

    田舎、と古き良き時代、の質はこだわって欲しいところですね・・・

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