Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

困難と空想

先日、友人がこっそりある秘密を
教えてくれた。

この友人はとある大きなグループ
(怪しい団体ではなく会社)
に属していたが、
宗教的な背景に違和感を覚えて、
いま、独立して現実の困難に立ち向かっている。

グループから離脱するときは
周りから非難され続け、
3ヶ月くらい塞ぎ込んでいたみたいだけど、、、

なにかひとつのことにすがっている人より、
こうやって自分で現実の困難に
立ち向かっている人の方が、
僕はすごく共感して
応援したくなる。

承太郎じゃないけど、

運命は自分で切り開くもの

と、僕も思うからだ。

フランスの哲学者アランはこう言っている、、、



「野心家はだれでも、目的を達成している、それもぼくの予想よりも早く達成している。彼らはたしかに、有益なことはすぐに行動に移したし、ためになると判断した人たちとは定期的に必ず会っていたし、また心地いいだけのあのむだなことは疎んじていた。そして最後に、必要とあれば、お世辞をいうこともあったのだ。」


これは、新聞に掲載された93の幸福に関する
散文をまとめた「幸福論」のひとつである
「人はみな、己が欲するものを得る」
の一節から。

僕が特にハッとさせられたのは、

「心地いいだけのあのむだなことは
 疎んじていた。」


という部分。

誰かと会って、お茶したり、ご飯を食べたり
ってときに心地よさを求めて
ただの時間つぶしになってしまうこと
ってよくあると思う。

野心家はそんなことしないよって
アランは言う。

思考は現実化する

とか、

宇宙にオーダーすれば何でも叶う

とか、

前世や星のもとに全てが決まっている

みたいなことは誰でも聞いたことあるだろうけど、
僕はアランの言うように、もっと泥臭い付き合いのあとに、
願いや幸福が待っていると思う。

この散文にはこう続く、、、



「われわれの社会は、求めようとしない者には何ひとつ与えない。辛抱強く、途中で放棄しないで求めようとしない者には、と僕は言いたい。(中略)ただ必要だけで求めている人のところにはお金はたまらない。財産をつくっている人は、何事につけても儲けることを考えたのだ。」


このように、「必要だけで」求めている人の
ところには、お金だけでなく物や人でさえも
集まらないであろう。

財産をつくっている人は、
考えた。

ただ、待っているだけ、
動いているだけ、
願っているだけではなく、
考えたうえで、
行動しているのだ。

それは僕の少ない人生経験を照らし合わせて
今、周りを見てみても
そう思う。

財産をつくっている人は考えているし、
ただ、自分の心地よさを求めて行動している人は、
短期的にお金を手にしても破綻していっているし、
どこか苦しそうで、とても幸福であるようには思えない。

「人はみな、己が欲するものを得る」

の最後にはこうある、、、



「厳しさが必要なのだ。勇気が必要なのだ。結局、かつての騎士たちのように、困難のなかで自分の真価をあかしすることである。」


厳しさや勇気。

僕らの活動において、
そんなことを意識することは
少なくなっただろう。

便利なものがそろって、
何でも手に入るようになった。

不自由さも感じない。

ただ、快楽を求め心地よく過ごしていればよい。

厳しさや勇気なんていう単語は時代錯誤の
古臭いものになってしまった。

それでも、僕はアランの言うように、

「かつての騎士たちのように、
困難のなかで自分の真価をあかしすること。」


これこそ、今、大切なものであると思う。

目の前の困難や厳しさに向き合わず、
自分から遠くの手の届かない場所、
空の上のもっと先、
星がキラキラ輝く世界、
あたまの中の空想の空間に
逃げ込むことこそ、
頽落の始まりだと思う。

理想を追い求めるのはいいことだけど、
空想や抽象世界に逃げ込むことは
同情はできても、賛成できない。

魂とか精神とか神様とかスピリチュアルとか
僕も嫌いではないけど、ひとつのことを絶対視して
現実を無視している人より
目の前の困難に立ち向かっている人の方が
応援したくなる。

ふわふわするよりも
泥臭く生きていくほうが
珍しくなった。

東京の人混みから
鳥取の田舎にくると
つくづくそう思う。

では、また明日。


島田晋輔

PS)

今日はアランを引用したので、
フランスの音楽でも、、、

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