Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

アンティークコインの魅力

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とあるプロジェクトの関係で
アンティークコインの話を聞いた。

興味を持った僕たちは
その足ですぐに銀座にある
コインギャラリーに向かった(もちろんリサーチを兼ねて)。

実物をみながらスタッフの方から
コインにまつわる話、
エピソード、ストーリーを聞く。

みているだけでも
物に引き込まれだけど
ストーリーを聞いていると
より一層、心踊らさられる。

特に僕が引かれたのは
ロマンを感じる
古代コイン。

古代ギリシアやローマ帝国、
リディア王国などで実際に使われた
貨幣なんてロマンチック。

もちろんひとつひとつ職人の手作りだから
でこぼこしているし、表情も違う。

いびつなカタチから当時の職人の仕事ぶりや
人々の暮らしが垣間みえる。

アンティークコインっていうと
あまり僕たちには馴染みがないけど、
ワールドワイドにみたら
ポピュラーなものらしい。

大英博物館をはじめ、
世界の博物館には
コインが展示されているし、
アメリカではコインショップが
コンビニのように街中にあるという。

発行された枚数も決まっていて、
歴史もあるので普遍性がある。

そういったこともあって、
アンティークコインを持つ、
もしくは子や孫のために
資産として保有するという
文化があるらしい。

資産として保持するのは、
ハイソサエティーな人たちが
多いだろうけど、
安い物は数万円で買えるから
一般の人たちも手にしているのだとか。

おもしろいのは、僕がひかれたように
古代コイン、、、古いものの方が
価値が高いわけではなく、
重要と供給によって変わるということ。

まあ、当たり前なんだけど。

たとえば僕なんかはアリストテレスに
帝王学を叩き込まれた
アレキサンダー大王が描かれたコインに
ひかれるのだけど、こういったものより、
エリザベス女王とかジョージ2世などが
描かれたもの方が人気があって高価。

日本の古銭は?

って思うかもしれないけど、
資産保全には向かないし、
そこまで高価ではない。

価値がないというわけではなく、
世界規模で人気がないからである。

ビジネスをやっているひとは、
このあたりが参考になると思うけど、
価値が決まり、価格が高騰するものは、
物のスペックではなく、、、

・希少性
・人気

の2つだということ。

要するに、人気があって数が少ないものは、
自然と高騰するということだね。

これ、当たり前のことだけど、
商品やサービスの値付けをするときに、
この視点を無視していることが
多いように思う。

これくらい経費がかかるから、
このくらいの金額かな、とか。

まわりがこのくらいだから、
このくらいが妥当かな、とか。

このくらいの機能をもっていれば、
このくらいの価格設定にしようとかね。

こういうのがありがちだけど、
もっと根本にあるのは、

どれだけの人が欲しがっているのか

ってことと、どれだけ供給できるのか
という単純な話。

昨日見たアンティークコインで
一番高価なものは3000万円。

一番安いのは5万円くらいだったかな。

同じコインでもこれだけの開きがある。

同じコインなのに。

中には1枚で3億円ほどするコインもあるらしい。

値付けや価格はともかく、
資産保全という意味でのコインというのは、
なかなかおもしろいなと思った。

現金で保有して、
特に円だけで貯金してもっていても、
景気や時代の流れに左右されてリスクが高い。

家や車なんかも価値がかわるし、
なにより保存が大変だよね。

だったら、手軽にもててコンパクトで
歴史があり普遍性のあるコインっていいな
と思う。

なにより、歴史やストーリー、ロマンがあるからね。

ゴールドとかで資産保全しようとする人もいるけど、
ゴールドにはロマンがないからね。

絵画や美術品にはロマンがあるけど、
保存がたいへんそうだし。。

紀元前のもの、、、
2500年前のものが残っているだけでも
すごいけど、その歴史的背景や大事に手渡しされて
人に大切にされてきたということにも
魅力を感じる。

まあ、この世に1枚しかないものがほとんどだし、
コインとの出会いも縁なのだろうけど、
おもしろい世界だね。

飲み歩きにお金をつかうよりは
僕だったらコインにつかいたいな
と思った1日だった。

家族や子どもたちに残すのにも最適だしね。

相続税もかからないし(笑)

アンティークコインの世界。

まだまだ奥深いので探求していきたいと思う。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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