Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

おかえり

アイソレーションタンク体験記の続きです。

昨日の記事一昨日の記事
踏まえて書いていきます。

この瞑想装置の良いところは、
科学のチカラを使って
強制的に環境を作り出すって
ところかと思います。

瞑想とか座禅とかタロットとか
水晶とか何でもいいんですけど、
こういったものは、
個人の解釈や知識、経験、スキルなどに
依存することが大きい。

つまり、やる人ややってもらう人に
よって差が出てくるという点が見逃せないかと。

話がそれてしまいますが、
ヒーリングとか占いとか
カウンセリングって
いろんなものがありますけど、
結局、「その人」が全てなんですよね。

乱暴に言うと、
使ってる物は何でもよくて、
「その人」がどうなのか?
だと思います。

虫歯だらけの歯医者に
治療してもらいたくないのといっしょです。

僕はここをよくみます。

逆にここしか見ないと言っても
言い過ぎではありません。

このお札さえあれば、、、
この壺を買えば、、、
このツールを導入すると、、、

多くの人は物に神をみますが、
(見させられますが)
本質は物を使う人間、
目の前にいる人かなって思います。

話を戻して、
アイソレーションタンク。

これは、もちろん受け手の変化や
感想は様々でしょうが、
つくりだす環境はいっしょです。

強制的に外部の情報を遮断して、
孤立する。

これはすごいなーと思いました。

で、3時間の体験。

途中でトイレに行ってもいいし、
シャワーを浴びてきてもいいって
原田さんが言っていたので、
僕は一度、外にでてタンクに戻りました。

つまり、2度入ったのです。

時間の配分はわかりませんが、
2回目、、、

後ろにバタンと倒れてからのこと。

2回目は、特に恐怖や心配や不安など
といった感情はでてこなく、
映像も特に浮かんできませんでした。

すでに満たされた状態だったと思います。

ただ、思考というか
雑念はグルグル回ります。

雑念というのは、
誰でも普段から抱いていると思うのですが、
2回目のトリップでは、
自分とは何か、
自分と他人を分けるものは何か、

という先日の問いが
また浮かんできました。

社会的存在や
他在といった考え方からの自分。

父親、息子、長男、コンサルタント、
コピーライター、アドバイザー、
・・・役割ですね。

こういった社会的な役割としての自分。

相手(社会)がいて、
自分がいるというもの。

もうひとつは、時間軸における自分。

1年前の自分と今日の自分と1年後の自分。

時間の流れ、記憶があるから自分がいる。

記憶が自己を規定しているなら、
記憶の改ざんが科学的に成功した現在では、
自分を書き換えることもできる
ってことになってしまいますよね。

見た夢も映像化できるみたいですし、
頭に浮かんだ映像もビジュアライズ化できるのだとか。

ここまで科学が発展してきて、
人間はどこに行くのだろう、、、
そんな興味が尽きません。

身体は自分なのだろうか、
切った爪は、髪は、
自分なのだろうか、、、

少なくとも切り落とされるまでは、
自分の一部だったのだろうか、、、

爪や髪は小さいからいいけど、
頭部と胴体だとどっちのものに
なるんでしょうね。

医療の世界では、
頭部移植も行うって話もでていますし、
そうなると、移植した人は、
頭のひとのもの?
体のひとのもの?
になるのでしょうか?

ジョナサンの身体を乗っ取った
ディオはディオとして生きていたので、
ジョジョの世界で言えば、
頭部、、、脳がそのひと自身って
なりますよね。

511ランチで末広さんは言います。

アイソレーションタンクで
肉体から自由になったとき、
自分はマンモス時代にもいけます、
と。

だから、この装置に入って
肉体は自分の本質ではないと気づいた
というようなことを言われていました。

このとき、アイソレーションタンクのなかで
旅をしていた僕はふと思います。

末広さんって誰なのだろう?

何者なのだろうか?

そもそも末広さんって
はじめから存在しなかったのではないだろうか?

あの人はもしかして自分自身?

・・・そんな雑念がグルグルしていたら、
旅が終わりました。

タンクが動き出して、
水が循環というか、抜けます。

2度目の目覚めです。

ゆっくりと身体をおこし、
深呼吸をして、
外にでます。

深く呼吸をして、
よろよろと歩きながらシャワーへ。

時間と空間の感覚が
なくなっていたので、
深い眠りから覚めたような感じがしました。

そして、すっきりと満たされた感じも
あって身体も楽になったのですが、
全身にだるさはありました。

二階にあがって、原田さんにお礼をいうと、
和歌山から取り寄せているという
お水をいただきました。

「清々しい気分ですが、
 身体はだるいのですけど、、、」

というようなことを伝えたら、

「登山をしていて、休憩の時に
 重い荷物をおろして、
 もう一度持とうと思ったら、
 重いですよね?
 それと同じ状態なのです。」

肉体を手放して、
また戻ってきたから
重く感じる。

ということを原田さんは
教えてくれました。

そして、
原田さんとおもしろい話をいくつかして
ホテルに戻ります。

リラクゼーション効果はもちろんのこと、
生まれ変わるというか、
新しいマシンに乗り換えたという
感じでした。

幸福感はよくわかりませんでしたが、
満たされた感じがあって、
感覚も研ぎ澄まされました。

特に味覚がするどくなってましたね。

次の日のランチが美味しく感じました。

デメリットや副作用は全くないと
原田さんは言ってましたが、、、

あえてあげるとしたら、
闘争心みたいなものはなくなりますね。

ハングリーさはなくなります。

心身ともに満たされるので、
爬虫類脳が大人しくなる感じです。

まあ、これは僕の個人の体験記ですし、
またやってみたら僕自身も違う感じになるかも
しれませんが、強制的に情報を遮断できるのは、
よいと思いますよ。

情報過多ですからね。

アーティストとかクリエイターは
インスピレーションがわくでしょうし、
起業家とか経営者は、
新しいアイディアや解決策のヒントが
見つかるでしょう。

眠っている脳にアクセスする
ですからね。

単純に身体も休まりますし。

精神も知性もチューニングされます。

特に東京は刺激的な街ですからね。

刺激だらけで休む暇がないので、
東京での情報遮断は価値の高いものだと
思いました。

東京にあるアイソレーションタンクというのが
また深い意味があるように感じます。

というわけで、体験記はここで
いったん終了です。

良い週末をー!

島田晋輔

PS)

アイソレーションタンクって
いろんな映画とかにも登場するらしいです。

マトリックスのあの器械とか。。

僕はドラゴンボールのサイヤ人回復カプセルに
近いかなーって思いました。

これです、、、

080929_1244

PPS)

今日の一曲は、、、

いま、倉敷のスタバにいるのですけど、
ヨラテンゴがかかってるので、
ヨラテンゴを。



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コメント

  1. そうなんです。
    リラックスするので闘争心は低下します。
    専門用語では闘争・逃走反応と言い、詳細は以下のリンクを参考にしてください。
    http://floatcenter.jp/blog/relaxation/
    しかしながら、
    勝負事に弱くなるかというとそうではなくて強くなります。事例がありまして、
    1.
    昨晩金曜日に現役の力士の方がいらっしゃいました。
    13日終了して7勝6敗、残り二日であと1つ勝てば良いわけですが、プレッシャーはハンパないと思います。
    本日見事に白星でした!
    2.
    カーレースを趣味にされている実業家。
    タンクの後にレースをしたら、「300kmで走っている風景がゆっくりに見えるようになった」
    との事で見事に優勝!
    3.
    その話を聞いた、プロのレーサーがタンクに入りに来ていただきまして、
    翌日からヨーロッパ遠征、
    1週間後のレース本番で3位入賞の結果を出されました。

    サウイフモノニ
    ワタシハナリタイ

    • 原田さん

      コメントありがとうございます。

      fight-or-flight response

      っていうんですね!

      知らなかったです。

      それにしても、力士とレーサーの事例、、、

      興味深いです。

      またタンクに入りに行かせてもらいまーす!

  1. 2015年 5月 26日

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