Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

『ラ・ラ・ランド』観てきました

2本続けて映画をみる、、、
ドラえもんに付き合うから
じゃあ、お父さんのにも付き合ってよ
ってことでお子さんとふたりで
ララランドを観てきたそうです。

という話がでたのは
神戸でのクレパパの集まりのときに
コウジさんから。

ちょうど気になっていたというのもあり、
神戸滞在中に観てきましたララランド。

女優を目指す女性と自分のお店を持ちたい
ジャズピアニストの男性の話ってくらいしか
情報を把握してなかったのですけど、
なかなかよくできた映画だと僕は思いました。

ミュージカル形式、
というかミュージカルの要素も入っていて
音楽もリズムも楽しい、そして絵的にも色彩豊かで
みていても楽しいという形式はありましたが、
設定からストーリー、メッセージまで
内容もよく練られているように感じました。

ネタバレにもなってしまうと思うので
観る予定のひとはここから
先は読まない方がいいかもしれません。


まず、結論からいうと、
主人公たちが結ばれない切ないハッピーエンド
でした。

主人公の男性セブがお店を持つということと
女性のミアが女優になって成功をするという
夢は叶えていますので、まあ、現実世界で考えたら
それだけでもすごい話なのですが、
ラストのもし、あのときああだったら、、、
みたいな回想シーンが切なさとリアリティを生み出します。

それぞれ夢を追いかけますが、
ふたりの関係も維持したまま
夢も叶えようとお互い努力をしつつ
壁に何度もぶつかる。

セブは古き良きジャズを大切にした
お店を持つことにこだわるのですが、
もちろんそれだと「安定」からは遠のきます。

旧友のキースからバンドに誘われてセッションするけども、
セブはあんまりよく思ってない感じなんですよね。

演奏技術はあるしうまいけども、
自分にこだわりすぎている、
我が強いからだめなんだみたいなことを
キースに言われていて、
クラシカルなジャズなんてやっても
若いひと観に来てなかっただろ
みたいに諭されていきます。

新しいバンドをつくるから入らないか?
とオファーを受けますが、、、

バンド加入の条件もよかったけど、
自分の夢であるお店をもつために、
はじめは断るセブ。

でも、ミアとの関係もあってか、
セブは「安定」を選んでバンドに加入。

稼ぐために割り切っての音楽活動ですね。

バンドは大ヒットしてツアーにも回るようになったけども、
忙しくなってふたりはすれ違いに。。


サプライズで彼女のミアに会いに来るシーン。

ジャズクラブを持つ夢は?あの音楽は好きなの?
みたいにミアに痛いところ突かれて口論にもなって。。。

本当は自分の好きな古き良きジャズにこだわったお店を
持ちたかったけど現実をみて二人のために
「安定」を選んでるのにって感じで。

2年ぐらいツアーにでなきゃみたいだけど、
そのツアーにも帯同してほしいって頼んでいたけど、
それは無理だろうってミアは答えます。

女優を目指すミアは
独り舞台の脚本も自分でかいて
企画もしていたし本番まで2週間をきって
稽古やら準備があったから。

このあたり理想と現実や
どちらかをとったらどちらかを失う
トレードオフの関係の描き方が上手で
考えさせられる内容でした。

女優になるための研究でって映画のデートに誘われたとき、
そのときのカレシとカレシのお兄さんとの食事会の予定も入っていて
ダブルブッキングでどうしようってときに、ミアは映画館に駆けつけて。

後半には逆パターンで、ミアの大切な舞台のときに
駆けつけるとセブは約束したけど、
バンドの雑誌の撮影とのダブルブッキングで
駆けつけられなくて、、、という対比の見せ方もありました。


自分の夢やポリシーにこだわって生きてきたセブが
ミアとの交際で現実的になって。

それでも将来のお店の名前はチャーリーパーカーが好きだった
鶏肉にちなんで「バード」にしたいってことで
彼女のミアからの提案された「セブズ」という店名は却下にしていましたが、
5年後に偶然再会するジャズバーは「セブズ」という名前になっていました。

自分の夢であるこだわりの夢を持つということは叶えますが、
店名とロゴはかつて自分が反対したものを採用したのですね。

ミアは女優としても成功し、仕事を支えてくれるような
旦那さんと結婚し、お子さんもいてママにもなっている。

当時のカレシのグレッグのように、
(ダブルブッキングしていたあのカレシ)
夢を応援してくれるような男性だったので、
結婚して女優としてうまくいったともみてとれます。

5年後にジャズバーのセブズで再会したとき、
ちょうどセブのピアノの演奏をするところから、
そして演奏するのはもちろん2人の思い出の曲。

演奏がはじまると、もしあのとき2人が別れていなかったら
という空想が始まり、2人の出会いから2人とも夢を叶え結婚し、
子どももいて幸せな家庭も築くというもうひとつのパターン。

この空想が女性側のミアのものなのか、
男性側のセブのものなのか、
ネット上でも意見が別れているようですけど、
切ないシーンではありましたね。

誰しもが一生懸命やっているけども、
報われない経験をしたことあるでしょうし、
どちらかを選択したばっかりに、
もう片方が諦めなくてはいけなかったという経験も
あるでしょうから。

キャリアの成功と幸せな家庭、
自分のやりたい理想と生きている現実、

など両立の難しさ、葛藤が描かれていた作品でした。


ララランドというタイトルは、
スラングらしいですね。

ロサンゼルス周辺のことを差す言葉と
恍惚や陶酔状態の意味もあるみたいで
作品をうまくあらわしたタイトルだと思いました。

春夏秋冬という季節ごとに進んで行く展開と
各テーマに散りばめられたメタファーやユーモアも
よかったですね。

グルテンフリーダイエットを揶揄した
グルテンフリーにクレームをつける客や
ハリウッドセレブに流行ったプリウスだらけのパーティー、
一方通行だらけのLAなど細かなところにも
工夫がよくされていました。

メッセージやテーマはシンプルで
形式もわかりやすいのに、
内容は深みがあって、
細部にはユーモアがある。


作品作りやビジネス、プロモーションでも
同じことが言えるのでそういう作り手視点でも
勉強になりました。

長くなりましたけど、雑感として。

では、今日はこの辺でー。

ありがとうございました。


島田晋輔

PS)

では、せっかくなのでPVをどうぞ、、、


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