Walk on the Wild Side

ノグソ

タイトルで驚かれたかもしれませんが、
そうです、ノグソのマジメな話です。

誤解してもらいたくないのは、
あなたの注意をひこうと思ったり、
驚かせようと思ったりしたわけではなく、
大マジメな(←これ重要)ノグソの話をします。

汚らしい!不潔!!サイテー!!!

と、思うのは当然。

でも、ちょっと待ってください!

その汚らしいと思ってしまう僕らの状況に
警鐘を鳴らす活動家(糞土師)がいるのです。

おーがにっくやら有機やら自然やら
食べ物や飲み物など「入れる」ことには気をくばるくせに、
「出す」ことに無責任やしないかい?と、
熱く語るひと、、、

それが、先日、お茶の水のワンダーサイトに
観に行ったアートイベント「すもうアローン」に
出展しているアーティストのひとりの井沢正名さん。

元プロの写真家で、
菌類の写真の第一人者だとか。

あ、間違えた。

写真家ではなく、本人は「写真職人」と称していました。

他のプロの写真家が撮るキノコたちは、
井沢さんからみたら全然ダメダメだそうで、

キノコのことを何にもわかっちゃいない!

と、激しくディスるほど、きのこ愛がとてつもないひとで、
周りのカメラマンにプロを名乗るな!とは言えないから、
自らを「写真職人」と名乗り活動していたのだとか。

そんな井沢さんは、仙人を目指して高校を中退し、
田舎で自然な暮らしを営んでいたらしいが、
生態系や自然を学ぶうちに、
命を頂いているのに、自分はなにも恩返ししていない!
と悟り、自分ができることは、自分のものを自然に返すことからだ、
とノグソをスタートさせたらしい。

驚くべきなのは、その継続性。

イチローが10年連続200本安打を記録する4ヶ月前に、
10年連続ノグソを達成し(参考:ノグソフィア8号)、
現在も継続中で、もうすぐ13000回になるのだとか。


しかも、厳格なルールがあって、、、

場所決め、穴掘り、葉でふく、水で流し、1年に一回

というのを掲げている。

元・プロの写真職人という
プロの地位も名誉も捨てて、
今の活動を行い始めたそうで、
収入は4分の1になったけど、
充足感は、けたひとつ上がったとイキイキと語っていた。

そして、この活動を広げて新しい街づくりを、
新しい社会を築こうと懸命に取り組んでいる活動家なのです。

伊沢さんの講演を聴いていると、
まるで、トルストイやオルテガさんに怒られているように
感じて、なんだか便器に座って用を足していることが
ものすごく悪に感じるような熱弁でした。

すげー、パッションだ。。

お客さんで来ていたプロ格闘家をしながら、
スポーツトレーニングを子どもたちに教えているという
女性からの質問というか意見がまた興味深くて、、、

最近のトレーニングにくる子どもたちは、
親が汗拭きシートを持たせてくるんですよ、
とゲンナリした様子で話していた。

これには、井沢さんも共感していて、

「だって、バラの香りがするうんこがでるサプリが市販されてるんですよ!」

と、怒って?いた。。

汚いもの、臭いものと忌み嫌われる
うんこの気持ちはどうなるんだ、と。

利便性を求めるばかりに、
大事なことを失ってやいませんか?

という先日の原澤さんへのインタビューでの
親子の教育、社会のあり方にも通ずる話だと
感じました。

食べるときに最後はデザートがあるように、
ノグソも作法があるんですよ、
最後はミントの葉で拭くと、すっきり爽快、さわやかです、
みたいなことも言っていた(苦笑)。

笹の葉みたいなものでも、
上手に拭けるテクニックもあるんです、と。

もともと菌類系の写真家としては
第一人者で、

くう・ねる・のぐそ

という著書も含めて
松下幸之助賞も受賞しているのだとか。

汚らしい!不潔!!サイテー!!!

とバリアを張る前に、一歩立ち止まって、
真剣に排泄のことを考えようじゃないか、
となんか洗脳されてしまうような講演でした。

繰り返しになりますが、
スカトロとかそういった変態的なものではなく、
(むしろ、そういうひとはお断りらしい)
自身の哲学とヴィジョンをもって
ノグソ活動をする活動家です。

自分のエクスタシーのためではなく、
真面目に環境問題に取り組んでいます。

伊沢さんのノグソ写真も展示された
「すもうアローン」は、
2月22日まで御茶ノ水のワンダーシティ本郷で
開催されているので、ぜひ足を運ぶことをおススメします。

なにせ無料ですしね。

そうそう、そういえば2月15日には
トークイベントが開催されて、
伊沢さんの話すテーマは、

「いまだに紙で拭いてるの?
 今の最先端はこの葉っぱだよ!」


みたいな拭くものにフォーカスした
講演だそうです。。

伊沢さんの話を聞くと
便座に座ることが悪いことをしているような
気持ちになってきますよ。

では。


島田晋輔

PS)

こうやって日刊でブログを更新してるけど、
アウトプット、、、つまり出すべきものを出さないと
インプットの質も落ちるとおもう。

伊沢さんも言ってたけど、
人間にとっては不要なものでも、
自然界にとっては欠かせないものであったり、
必要とされるものはたくさんある。

こうやって吐き出されたものたちも、
どこかで誰かの役に立つ、、、
のかどうかわからないけど、
決めつけててしまうのは自分の傲慢で、
自分が吐き出したものも、
自分自身もそうだけど、
価値があるかどうか決めるのは、
相手であるってこと。

だから、自己完結せずに、
常に循環を心がけていきたいですね。

そんなことも感じた講演でした。


PPS)

今日の一曲はこちら、、、

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