Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

服を買いに行くための服を買いに行く

栃木に住んでいたときの話。

高校生のころ、友人たちと
買い物に行こうという話になった。

当時の僕らにとっては
大都会である東京に。

今こうして毎月のように動いて
頻繁に東京にいってるから
なんとも思わなくなったけど、
当時、東京に行くといったら
ずいぶん遠くに遊びに行くイメージだった。

今の感覚でいうと、近場の海外旅行くらいだよね。

それだけ行動範囲も狭かったし、
お金も持っていなかったから。

田舎者が都会に服を買いにいくって
よくある話だけど、僕たちも例外なく
そんな感じだった。

そんなとき、
友人のひとりがこう言った。

「服を買いに行くための服を買いにいこう!」

こう提案をした友人は自ら命をたって
もうこの世にはいないけど、
このセリフからもわかるように、
なかなかユニークな、でも素朴な視点を
もっているなあ、と当時から思っていた。

服を買いにいくのに、
なんで服を買いにいくの?
って思うかもしれないけど、
要するに、大都会に出るための装備を整えていこう
という話。

まあ、そんな提案で、
服を買いにいくための
服をまずは近場に買いにいったのだけど、
これはよくわかるなあ、ということを
この前、木坂さんと話していた。

それはたとえばセミナーとか講座とかに
参加しない理由に、

自分なんかが参加しても迷惑がかかる…

自分なんかがついていける内容じゃないんだろうか…

レベル高いひとばかりで馴染めなそう…

みたいな気おくれを感じてるひとが
けっこう多いのといっしょだと。

勉強をしに行くのに、
まだ勉強が不十分と思っている状態。

こういった気おくれと似てるんじゃないかって。

よく起業準備中のまま起業できずに終わる
っていう話があるけど、
それといっしょで気おくれを感じてて
準備をしていて終わってしまうのはもったいない。

かといって、今すぐ行動を!
という野蛮な手法もどうかと思うよね
って話にもなって。

8:2の有名な法則で動かない8割を無視して
やつらは動かなかったから、
やらなかったあいつらが悪いとしてしまうのは
ちょっと乱暴かな、と。

ビジネス的にはそこにリソースを割くべきなんだろうけど、
ロマンを求めてダメだった8割をフォローしていくのが
あってもいいよね、という話になった。

それだったら気おくれを感じている8割に
気おくれを感じずに安心を与えられるものがあれば
っていう話になって、それはまさに
東京に服を買いにいくための服を買いにいく、
装備を整えるっていうのといっしょだ。

どこに行っても春でも夏でも秋でも冬でも
服装の変わらないブレない男のザッキバーグと
違って、凡人の僕たちはブレまくるし、
気おくれを感じてしまうものだからね。

だからこそ、装備を整える。

セミナーや講座を受ける前のそもそもの教養を身につける、
体力をつけるって大切なことだよなってよく思う。

そもそもエネルギーが不足していたら
なにもできないからね。

では、今日はこのへんで。

良い週末をー。

島田晋輔

PS)

今日の一曲はこちら、、、



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