Walk on the Wild Side

愛するということ

何も知らない者は何も愛せない。何もできない者は何も理解できない。何も理解できない者は生きている価値がない。
だが、理解できる者は愛し、気づき、見る。・・・ある物に、より多くの知識が備わっていれば、それだけ愛は大きくなる。
・・・すべての果実は苺と同時期に実ると思いこんでいる者は葡萄について何一つ知らない。

パラケルスス

これはエーリッヒフロムの著書「愛するということ」の序文に引用された
パラケルススの言葉。

パラケルススはトルストイなみにイカつくて
なんだか常に苛立っているナイスなオヤジ。

当時、医学においての聖書的な位置づけだった
ガレノスの著作を燃やしてしまったなんていう逸話があるくらい
なかなかのワイルドサイドウォーカーなんだけど、
バカは死ね!くらい強いメッセージをぷんぷんと醸し出す。

無知な医者は、存在自体が害悪だ!
くらいなことも言ってるしね。

まあ、これはフロムの著書でパラケルススの引用だけど、
フロムの言いたいことを代弁しているとも言える。

「愛」っていうとフワフワしているのをイメージする人がほとんどだけど、
フロムは愛するということは技術である、と主張しているし。

引用しているパラケルススの言葉にあるように、
知るということ理解するということがあって、
愛するということができるようになる、と。

愛の修練においては4つの必要条件を
フロムは言っている。

・規律
・集中
・忍耐
・最高の関心

特に4つ目の最高の関心に関して、、、

「もしその技術が一番重要なものでないとしたら、
その技術を身につけようとしても、
絶対に身につかないだろう。」

なんて言っている。

片手間で鼻歌まじりで
こなしていても身につかなものだよ、と。

自分の全生活をそれに捧げなければならないってね。

すごく共感したのは、
外から押し付けられた規則や規律の修練は
あまり効果がないということ。

「規律が自分自身の意志の表現となり、
楽しいと感じられ、ある種の行動にすこしずつ慣れてゆき、
ついにはそれをやめると物足りなく感じられるようになること」

この状態を目指さないとならない。

ちょうどSWSのマンスリーミーティングがあり、
手元にあったこの本が今の僕たちに重なる部分があったので、
ミーティングの最後に引用させてもらった。

では、最後にこの本からこんな一節を引用しよう。

もし、自分の足で立てないという理由で、誰か他人にしがみつくとしたら、
その相手は命の恩人にはなりうるかもしれないが、
二人の関係は愛の関係ではない。

逆説的ではあるが、一人でいられる能力こそ、
愛する能力の前提条件なのだ。

では、良い週末を。

また明日。

島田晋輔

PS)

今日は栗コーダーの一曲で、、、

この曲もNHKの番組で使われてるらしいね。

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コメント

    • disqus_SJ4DN3LWX9
    • 2016年 4月 09日

    今日の昼間に「愛」と「尊敬」についてあーだこーだと2時間ほど考えていた中で、「SWSは、本当に愛だな…」とえらくしみじみと感じ入っていたシーンがありましたので、ミーティングの最後で島田さんがフロムの「愛するということ」から言葉を引いてこられた時を振り返ってみて、妙に自分の方向性に「確信」的なものが持てました。

    そしてさらに、このブログ記事での追撃によって「あゝ私は見放されてなどいないのだ」と飛躍的解釈をぶちかましています。

    厳密に言えば「見放されている」などと考えてはいませんでしたが、さらに重なった偶然から得られた「確信」度合いの深さを表すとしたらそんな感じ。と、思ったのでした。ぐちゃぐちゃですいませんー。笑

    この記事の最後の引用も、ミーティングでの発言を振り返ってみてまさに自分が注意すべきメッセージだ、とグッとキています。どうもありがとうございましたー!

    p.s.
    そうそう、お昼頃に島田さん宅にヤマトから荷物届くと思います。お受取りいただければ。

    • とっしー!

      すてきなプレゼントをありがとうございます!

      美味しくいただきました。

      フロムの一節は、ほんとにたまたま手元にあった本をパラパラめくって、、、という感じでした。

      偶然なのですが、必然かも。

      SWSの課題は自分自身の課題。

      ともに励んでいきましょう。

  1. 2016年 7月 01日
    トラックバック:ワイルドサイドいいね

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