Walk on the Wild Side〜ワイルドサイドを歩こうよ〜

フリーミアム

「フリーミアム」という言葉は
少しマーケティングを勉強したことのある
ひとなら聞いたことのある言葉だと思う。

名前からおわかりの通り、
フリー+プレミアムを
あわせた造語。

雑誌「WIRED」の編集長
クリスアンダーソンの「フリー」が
有名だね。

ちなみに、この「フリー」。

和佐さん、木坂さん
はじめいろんな起業家が出席した
渡辺さんの結婚式の「僕の」引き出物の一部だった。

「僕の」としたのは、
渡辺さんの結婚式の引き出物は、
ひとりひとり違っていたからだ。

なんとも渡辺さんらしい。

僕の引き出物は本3冊が入っていた。

クリスアンダーソンのフリーと
フリーメイソンと超訳ニーチェの言葉。

この3冊。

話がそれてしまったけども、
今日はフリーミアムの話。

なぜ、この話題にするかというと、
商品やサービスの価格に関する相談、、、

特に有料と無料ではどっちがいいのか?

有料と無料の境目はどこなのか?

と言った質問をよく受けるから。

無料というと収益が見込めなそうだけど、
成功しているウェブサービスには
フリーミアムモデルが多い。

たとえば、全世界のアプリの売上の
92%はフリーミアムというデータがある。

ダウンロードのときもアプリ内でも課金する
ペイドミアムモデル、それに有料アプリモデルも年々縮小。

これは日本の市場だけでなく
世界の主要都市でデータとして
でている。

時代の流れを反映しているだろう。

では、フリーミアムの課金ポイントを整理してみよう。

———————————-
・有料会員モデル
———————————-

無料会員、有料会員はよくあるモデル。

で、どこでわけたらいいかわからない
というひとがけっこう多いので、
いくつかのパターンをシェア。

パターン1:機能が増える

無料で使えるには使えるけど、
有料にすると機能が増えるというパターン。

スカイプやEvernote、
食べログなど。

スカイプの有料会員になると
固定電話にかけれたり、
留守電サービスをつけれたり。

いろんな機能が増えるのがこのパターン。

パターン2:制限オフの解放

無料で使えるには使えるけど、
機能に制限がかかっているというパターン。

チャットワーク、
ニコ動やCOOKPADなどもそう。

ポイントは無料で十分に使えて
インフラにしてしまうということだろう。

パターン3:容量アップ

有料会員になることで、
使える容量を増やせるというもの。

つまりは「場所」を増やせるということ。

DropboxやiCloud、Googleのサービスもそうだね。

クラウドサービスに多いパターン。

友達を紹介したら容量アップという
キャンペーンもよくみかけたりもする。

パターン4:会員限定コンテンツ

有料メルマガや有料ブログなどに多い。

特別感を刺激したもの。

限定特典で優先申込みができるなんていうのもある。

———————————-
・都度課金モデル
———————————-

amebaピグやLINEスタンプ、アプリ内のアイテムなど。

LINEスタンプは2014年度で月間の売上が10億円だとか。

ツールそのものは無料で使えて(フリーミアム)、
スタンプがキャッシュポイントというパターンだね。

マイスピーも管理画面が模様替えでき、
自分用にカスタマイズできるのは、
このあたりをモデリング。

今後いろいろなデザインテンプレートを
リリースしていけば一定数のユーザーが購入するだろう。

機能は全く一緒でも、こういった「模様替え」に
お金を払うということは、昔から証明されている。

ニコ動を立ち上げたドワンゴの川上さんは、
機能面でいったら欧米圏のサービスやツールに負けるから、
もっと日本的な無駄なものに力を入れる、
なんてインタビューで言っていた。
(ニコ動の弾幕や時報など)

都度課金モデルの場合は、
いかにユニークでバカバカしいものを用意できるかが
ポイントだと思う。

・・・ざっとまとめるとこんな感じ。

もちろんこれらがひとつではなく、
複合的なサービスもある。

前提にあるのは、無料の段階できちんとインフラとなること。

インフラとは、それがなくなったら困るもの

と定義しておけば、手放せなくなって
有料化しても課金が難しくないことがよくわかる。

誤解してほしくないのは、
なんでも無料にすべきだ、ではなく
有料からスタートしたほうがいいときもある。

もちろんそれは戦略や状況によるのだけど、
フリーミアムのモデルやパターンを覚えておくと
いろいろ組みやすくなるだろう。

有料と無料の組み合わせを一度考えてみるとおもしろい。

では、今日はこのへんで。

島田晋輔

PS)

今日は役に立ちそうな記事にしてみたけど、
こんなテイストはおもしろくないかなー。

チェンマイで髪切った動画なんかもあるので、
そういったおもしろ記事のほうがいい?

PPS)

今日の一曲は、こちら、、、



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